KIDS ACADEMY CLUB

Staff

スタッフ紹介


先生はすべて現役のアーティスト。全国の美術・芸術大学の現役大学生及び卒業生や現役のアーティストを中心とした管理・指導員で構成され、子供との接し方や指導に関して厳正なる審査を通った管理・指導スタッフがスクールを運営します。

大内 風

Fu OUCHI

大内 風

店舗責任者/チーフアーティスト

僕は子供たちに、自分を大切にして 楽しく作っていくことを経験させてあげたい。それを言葉で伝えるのではなく、背中で見せてあげられたら良い。そんな思いでこの場所を作っていきたいと考えます。自分で、何を作るか決めること。設計図を描き、必要なものを用意して作り上げる。絵画教室で、そうやって自分を表現していくときには、大人でさえ感じてしまう、絵を描くときの気恥ずかしさ、失敗したらどうしようと思う気持ちがついてきます。

今日は何をする?と聞かれて、実は何を作りたいか思いついているんだけど、言葉が詰まる。どうやって作ればいいかな?の問いかけに、この素材を使えばいいとなんとなく思いつくけど、動いていいんだろうか、ちょっと不安。そんな時、うまくいかなくてもいいから思いついたことをやってごらん。失敗しても全然いいからね。と優しく、時にユーモアを持って伝えたいです。もし話してくれたら、「いいアイディアじゃん!やってみ!やってみ!」と笑顔でその気持ちを後押ししながらそれを見守りたい。

自分で選ぶこと。そこから広がる大きな可能性。自分が決められるんだ!じゃあ次はこうしてみたい!!そんな楽しさを感じてほしい。大人がどんなふうに作ったらいいか、その答えを与えることはできるし、それが必要な時もありますが、だからといってこのスクールの大人には権威を少しも感じて欲しくないのです。同じアーティスト同士として、彼らに大人はすごいと微塵も思ってもらわなくて良い。子供たち、一人ひとりの存在そのものがすごいのだから。自分の凄さに気づくこと(誰かとの比較においてではなく)それが自己肯定なのではないかと思います。

失敗しても、うまくいかなくても、あなたはそのままでもうすでに素晴らしい!と僕は言いたいです。その気づきがあるからそ、楽しく学べるし、それはとても豊かだと思います。作る時、実験するとき、失敗するとき、主役はあくまでその子であって欲しいです。自由に、自分で選ぶ。作品作りにおいてその子が主役でありアーティストなのです。褒められるからやるのではなく、やってみたいからやる。僕は子供たちが自分を肯定したときの目の輝きが好きです。それは、本当にこっちの胸も震えるような感じがします。小学校低学年も高学年も、中学生も同じです。今までの社会は、学力主義、能力主義、人が数値として取り替え可能な、言い換えれば、社会から価値をつけられるということでした。でもこれからは違います。

「生きる力」「プロフェッショナルになること」が求められる時代になる。自己肯定感は、生きる力とプロフェッショナルになることの源となってくれることと思います。

大内 風(おおうち・ふう)

1999年 神奈川県生まれ
2015年 相模原市立弥栄中学校 卒業
2018年 神奈川県立弥栄高等学校 芸術科美術コース卒業
2018年 東京藝術大学絵画科油画専攻 入学
2024年 東京藝術大学絵画科油画専攻 卒業

[主な個展]
2023年 「たましい」(GALLERY MERROW CAFE)
2023年 「心からの言葉」(優美堂・カフェ & アートスペース)
2024年 「いろ、ひと、かたち」(ノーガホテル/上野・東京)

[主なグループ展]
2022年 三菱地所・東京芸術大学 提携プロジェクト(YAU STUDIO/有楽町・東京)
2022年 佐賀大学 ⇄ 東京芸術大学 ⇄ IAMAS EXCHANGE PROJECT(佐賀大学美術館)

久米 沙織

Saori KUME

久米 沙織

アーティスト

世の中のすべてのお父さんお母さん、日々の子育て、本当にお疲れさまです。「ちゃんと褒めたいけど、何て言えば...」 そんな迷いや戸惑いを持って日々奮闘されているご家庭は少なくないと思います。

キッズアカデミークラブでは、作品の“上手さ”ではなく、「その子らしさ」や「やってみよう」という心の動きに目を向けています。うまくできたかより、自ら挑戦し、自ら考えて挑む力を大切にしています。おしゃべりしながら作る子、静かにもくもくと集中する子、最後まで自分でやりたい子、少し助けを借りながらゆっくり前に進む子。子どもたち一人ひとりの特性やペースに合わせて、そっと寄り添い、自己肯定感を育むサポートをしています。

子供たちの成長をご家庭の皆さまと共に見守り、応援し続けていきたいと思っています。

久米 沙織(くめ・さおり)

静岡県浜松市生まれ。多摩美術大学美術学部版画専攻 卒業。
在学中に銀座、渋谷にてグループ展を開催。プライベートでは高校生一児の母親。

高井 爽

So TAKAI

高井 爽

アーティスト

私は「部屋」を使った作品を主に制作しています。日々の生活の中で見過ごされてしまいそうな些細な事象を足掛かりに、有り得るかもしれない新たな体験を引き出すことで、部屋そのもの、ひいては日常そのものを再発見する糸口を模索しています。

武蔵小山にあるこの教室は、商店街のにぎわいを裏手に、正面は開けた道路に面しています。教室の前を通るとき、まず目に入るのは飾られているたくさんの作品群でしょう。そしてその奥に、子どもと大人が試行錯誤しながら何かに向かって集中している様子が垣間見えます。大きなガラス面は、まるで部屋全体がショーケースであるかのようにも見えてきます。作品を作って飾ること、家に飾って家族に見せること、または他の誰かに見せること。一方で、物としての作品だけでなく、作る過程や工程そのものもまた大切で特別な時間なのです。教室から放つ明るい空気が、街の明るさに、美術の側面から、そして子どもたちを通して貢献できたらなと思います。

この教室で出来ることは何だろうか、と常に考えます。それが、ここに通うみんなの将来につながり、街全体の空気につながり、より良い未来に変わる事へとつながっていきます。そんな飛躍的な取り組みの第一歩として、この「部屋」を使います。

いつか大きくなったとき「あの頃こんな教室に通っていたなあ」と思い出せること、またそれが美しい経験として思い出されるような、そんな体験を作ることができたなら、これ以上の喜びは無いのです。

高井 爽(たかい・そう)

2017年 東京藝術大学美術学部建築科 入学
2021年 東京藝術大学美術学部建築科 卒業
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻 入学
2022-23年 オーストリア ウィーン美術アカデミー 交換留学
2024年 東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻 修了
2025年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画 研究生

[主な個展]
2024年 「落下物注意 TAKE CARE OF FALLING OBJECTS」(相模原市・神奈川)

[主なグループ展]
2021年 「鳥は泳ぎつづける」(SACS/渋谷・東京)

[主な滞在制作]
2025年 「東京藝術大学 芸術未来研究場 アート×ビジネス領域 シェアアトリエプロジェクト」

荒野 栞奈

Kanna ARANO

荒野 栞奈

アーティスト

何かに熱中したり、楽しいと思う感情は誰しも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。その感情は、限りない原動力を秘めています。そして、美術に触れる楽しさは、その子自身の世界を広げることに通じると考えます。私自身、その世界の広がりを経験してきました。

今まで知らなかった色やモノを知った時、想像したものがカタチになった時、出来ることが増えた時、今まで見えていた世界から視野がぐっと広がると思います。ここで経験する答えがない中での悩みや、自分でチャレンジしてみるという過程での学びは、様々な場面でその子を支えてくれるはずです。

私たちは先生と生徒という関係ではなく、同じアーティストという立場でひとりひとりと向き合い活動しています。同じアーティストとして、キッズアカデミークラブでのその子自身の成功体験を交えながら、世界の広がりを手助けしていきたいと思います。

荒野 栞奈(あらの・かんな)

2020年 秋田公立美術大学美術学部美術学科 入学
2024年 秋田公立美術大学美術学部美術学科 卒業
2024年 秋田公立美術大学 ものづくりデザイン専攻研究生 入学
2025年 秋田公立美術大学 ものづくりデザイン専攻研究生 卒業
2025年 東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻漆芸研究分野 入学

[主なグループ展]
2022年 「PROVOCATIONS」(TIERS GALLERY by arakawagrip/渋谷・東京)
2023年 「工芸2023」(雪梁舎美術館/新潟)
2024年 「第66回 秋田県美術展覧会」(秋田アトリオン/秋田)
2024年 研究成果展「星を象る」(秋田公立美術大学サテライトセンター/秋田)

荻野 祥英

Shoei OGINO

荻野 祥英

アーティスト

アートと聞くと、敷居が高いと感じてしまう親御さんもいらっしゃると思います。それは無理もなく、今のアートシーンで重要視されるのは文脈が多く、哲学的な要素など作品自体が難解となり、それによりアートというものが難しいものと捉えてしまうのかもしれません。

しかし、僕にとってアートというものは、コミュニケーションツールだと考えています。作品制作を通して「自分はこう思っている」「こんな風に感じた」ということを表現するには、言葉では伝えにくい心の内を外に出す大切な手段です。

上手い・下手ではなく、「その子らしさ」や「感じたこと」が形になるという点で、アートというものは自由で、自己表現の根本だと思っています。そして、この「自分の感じたことを大切にしていい」という経験が自己肯定感を育んでいくと僕は考えています。

前述の通り、アートには文脈も大切ですが、子どもたちには心から感じたことや考えたことをのびのびと表現していって欲しいです。僕はその一助として、子どもたちが自分自身を肯定できるような機会をこれからも提供していければと思っています。

荻野 祥英(おぎの・しょうえい)

2001年 北海道生まれ
2017年 山北中学校 卒業
2020年 立花学園高等学校 卒業
2020年 東京工芸大学芸術学部写真学科 入学
2025年 東京工芸大学芸術学部写真学科 卒業

[主なグループ展]
2024年 第1回 PHOTOLEAP Exhibition(LE DÉCO/澁谷・東京)
2025年 東京工芸大学芸術学部写真学科 卒業制作選抜Recommend展(ソニーイメージングギャラリー 銀座/銀座・東京)
2025年 Each Perspective: STOCKHOLM - TOKYO(東京工芸大学/中野・東京)
2025年 PHOTOGRAPHY / DESIGN: STOCKHOLM - TOKYO(富士フイルムフォトサロン 東京/六本木・東京)

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